井上大輝法律事務所

不動産の評価額

2022年04月11日コラム

離婚の財産分与、遺産分割の協議、債務の整理や債権の回収のお話など、何かと不動産の価格を気にすることの多いお仕事は、そこそこ多いです。

住宅ローンの残債務額がある場合に、オーバーローンなのかそれともプラスになるのかで話の進め方が大きく変わってしまいます。また、相場も上がり下がりが多いので、不動産業者などのお力を借り簡易査定などいただくこともあります。

最終的に評価額が争点となり、相手方との見解がかなり分かれてしまうようなケースでは、裁判所を通じて鑑定していただくこともありますが、そうなる前におよその価値を把握できた方が良いです。オーバーローンの場合には、債務の負担をいかに軽くするか、あるいはほかにどのような財産があるか、という方針で進め方を検討することになりますし、プラスの場合にはどのように分けるか(家のまま分けたり決済したりるのは相当な工夫がいるので、どの財産またはどういう方法で清算するか)をご一緒に考えることになります。

迷ったときには、一度ご相談頂く方が良いのではないかと思います。