2022年03月27日コラム
今までの事件を振り返ると、調停や裁判で離婚を求める理由(あるいは離婚を認めるべきではないとする理由)のバリエーションは多く、
不貞行為(浮気)その他の交際・交友関係
喧嘩の末に相手から手が出た
子ども(親)との折り合いが悪い
経済的精神的なハラスメント(生活費を渡さない)
借金ギャンブルとか、純粋な性格の不一致が理由のこともありました。
交渉や調停の段階で解決することも多いですが、離婚理由が本格的な争点になると、当事者双方の意見が折り合わないことが多く、長くなる傾向にあります。早期解決を目指して交渉してみても、主たる争点が財産分与に移ったときにもう一山超えないといけないことも珍しくなく、精神的にタフそうに見える人でも、結構キツイ、と仰る方が多いです。
弁護士に依頼して良かった、と言われる理由の一つには、一人で抱え込まずに済む、というのも大きいかもしれません。
人生の一部または大きい部分を一緒に過ごしてきた(一緒に過ごしてしまった)相手との関係の解消なので、孤独な気持ちや胸に大きな穴が開いた気分になる方も結構いらっしゃいます。そういうときに、親や友人ほど話がしにくかったり、意見を押し付けられて嫌な気分をしたりするもので、とりあえず話ができる相手がいる、という状態がそもそもプラスや、と仰って頂けて何よりかな、と思うときがあります。